精子提供で生まれた子どもたちの声

非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ(DOG)
/長沖暁子(慶應義塾大学経済学部准教授)編著

四六判並製 208頁 定価【1800円+税】
ISBN978-4-907961-00-8 C0047
2014年5月1日発行
2014年6月24日2刷発行
2015年2月16日3刷発行
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■電子書籍版 
2017年10月20日発行
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装幀:臼井新太郎


不妊治療をする方々にまず、AIDで生まれた子どもたちのたちの赤裸々な声を聞いてほしい!

 本書は非配偶者間人工授精(AIDあるいはDI。夫以外の第三者から提供された精子を用いた人工授精)で生まれた人たちが、自分たちの体験を、自分たちの言葉で綴ったものです。
 不妊治療の一つであるAIDは60年以上にわたり行われてきたにもかかわらず、秘密にされ、生まれた人の声はこれまでほとんど顧みられることがありませんでした。最近は、AID以外に卵子提供や代理出産など第三者の関わる生殖技術が行われはじめていますが、その是非を論ずるとき、生まれた子どもの声を知ることは必須です。
 不妊治療は、子どもが欲しいという親の観点だけでなく、生まれてくる子どもが将来、当事者としてそのことにどう向き合っていくか、育つ家庭でどんなことがありうるかに思いを寄せることが大切です。少子化、高齢化が進み、技術的にも日進月歩の現在、社会全体としてどう受け止めるのか議論するためにも必読の書です。

●目次●
■AIDで生まれた子どもの声(当事者6人の手記)
・生まれた人たちの声を聞いてほしい
・なぜ遺伝上の父親を知りたいのか
・子どもの人生は子どものもの
・モノのようにやり取りされつくられることはあってはならない
・DNAに秘密あるらし神の留守
・今も大好きな母だからこそ母を信じきれないことが悲しい

■座談会( 参加者:当事者4人と研究者)
当事者に会って変わったこと/母親との関係/父親に対してはどう思う?/母親に対して“裏切られた” という感覚が強い/当事者として発言して/身近な人に話せない/子どもを「生んでしまった」/怒りのもと/この技術についてどう思うか/出自の権利が認められても違和感は消えない/医者に腹が立つ/親がレズビアンやシングルなら?/どうしたら生きやすくなるか

■当事者とは誰なのか(長沖暁子)
第三者の関わる生殖技術/生殖技術に関する規制/出自を知る権利/生まれた人の声/親たちはなぜ子どもにAIDで生まれたことを伝えないのか/精子提供者/何が必要なのか/なぜ子どもが欲しいのか、家族とは何か

著者
非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ
(DOG: DI Offspring Group)
AID(非配偶者間人工授精)で生まれた当事者同士が、一人で悩まず互いに話し合える場をつくることを目的として、2005年1月から活動を始める。また、AIDの抱える問題について、今まで語られることのなかった生まれた人の立場からの意見を明らかにし、この問題についての理解を、社会に広く訴えていくことも行っている。

長沖暁子(ながおき・さとこ)
慶應義塾大学経済学部准教授。2003~05年度科学研究費による研究で「AID当事者の語りからみる配偶子・胚提供が性・生殖・家族観に及ぼす影響」の代表研究者となり、生まれた人等からインタビューを行う。著書に「出自を知る権利」(『シリーズ生命倫理学第6巻 生殖医療』菅沼信彦・盛永審一郎編、丸善出版、2012年)ほか。



《書籍関連情報》

書評 父親わからず苦悩する子ども
https://book.asahi.com/article/11614391
評者: 荻上チキ / 朝⽇新聞掲載:2014年07月13日

林千章、2015、書評非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ・長沖暁子編『AIDで生まれるということ―精子提供で生まれた子どもたちの声』(萬書房 2014年)、女性学、22:108-112
https://www.jstage.jst.go.jp/article/wsj/22/0/22_108/_pdf/-char/ja

【出自を知りたい 生殖医療と子の権利】<上> ドナーはだれ 隠された真実 「全てが崩れた」
https://www.nishinippon.co.jp/item/529353/

ルーツの半分、知りたい 法案廃案、「出自を知る権利」保障の行方
毎日新聞 2025/6/23 17:00(最終更新 6/23 21:53)有料記事 1695文字
https://mainichi.jp/articles/20250620/k00/00m/040/233000c

医療記者、岩永直子のニュースレター
匿名の提供精子で生まれて 私が出自を知る権利を求める理由(前編)
https://naokoiwanaga.theletter.jp/posts/7d0a5550-1b55-11f0-83c9-6dedd1f36b80

ダイヤモンド オンライン
私のお父さんは誰?慶應大病院「精子提供」で生まれた人が訴える切実な理由
大野和基: 国際ジャーナリスト
社会News&Analysis
2025年4月11日 7:00
https://diamond.jp/articles/-/362920

zak 
私の精子はどこから?「出自を知る権利」訴え AIDで生まれた人と精子提供者をつなぐ団体「ドナーリンク・ジャパン」の活動
https://www.zakzak.co.jp/article/20240224-GPNJYIH5QRIKZH7YZT4YLUCK5M/

2024.2/24 10:00
AID当事者とドナーを結ぶドナーリンク 出自わからぬ女性の思いが原動力「『人が関わって生まれた』と確認したい」
AERA 2023/06/11/ 11:00
https://dot.asahi.com/articles/-/194633?page=1

ウソの上の人生 23歳で知った、親に隠されてきた精子提供の事実
2023年6月9日 11時00分 有料記事
朝日新聞編集委員・大久保真紀
https://www.asahi.com/articles/ASR684RWYR66UTIL02X.html

精子提供者は誰?子どもとつなぐ団体が始動。「自分は何者なのか」近親婚への不安も
國﨑万智 2023年5月4日
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6450b7f3e4b039ec4e86c103

第66回日本生殖医学会学術講演会・総会
Nov 11 - Nov 12, 2021ハイブリッド開催(米子&オンライン)
[S1-3]精子提供で生まれた立場から考えること
○石塚幸子(非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ)
https://pub.confit.atlas.jp/en/event/jsrm2021/presentation/id0016

現代ビジネス、2021.01.25
ある日突然「父親と血がつながっていない」と言われて…精子提供で生まれた私が思うこと―何が問題なのか、必要な議論とは?
石塚幸子
https://gendai.media/list/author/ishizukasachiko

週刊金曜日
生殖補助医療法案に研究者ら意見表明 「出自を知る権利」重視せよ
岩崎眞美子|2021年1月4日3:11PM
https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2021/01/04/antena-870/2/

西日本新聞
非配偶者間人工授精(AID)で生まれた人の自助グループ(DOG)HP
https://www.dogoffice.org/voice/

『週刊女性』編集部 2019/11/23
『AID』で生まれた女性の葛藤「人生は母のついたウソの上に成り立っていた」
jprime.jp/articles/-/16569?display=b

東洋経済オンライン
父親は誰?「AID」で生まれた38歳女性の叫び 自分は「後ろめたい技術」で生まれたのか
12分で読める
公開日時:2018/02/02 05:00
大塚 玲子 ノンフィクションライター
https://toyokeizai.net/articles/-/205944?display=b

石塚幸子、2015、精子提供(AID)で生まれた子どもの立場から(特集 生殖補助医療と人権)、日本女性法律家協会会報、53:30-36
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I027154500

つながる/ひろがる/フェミ・ジャーナル
AIDで生まれた当事者として発言する 生殖技術は誰を幸せにしますか
石塚幸子さん 2014.06.15
https://www.jca.apc.org/femin/interview/20140615ishizuka.html


2015年
●『AIDで生まれるということ』が「婦人之友」2015年8月号の「Book Review」で「問われる生命倫理(評者:歌人の松村由利子氏)」に紹介されました
●生活クラブ生協の通販カタログ「本の花束」6月3回号で「応援いたい小さな出版社」として萬(よろず)書房が紹介されました。同時に『AIDで生まれるということ』も1月号に続いて再度取り組んでいただきました。
●『紀見峠を越えて』が『週刊新潮』9月11日号の「Bookwormの読書万巻」欄で紹介されました。
●『AIDで生まれるということ』が男女共同参画のための情報誌『月刊 We learn(ウィラーン)』9月号の「ざ・ぶっく」欄で紹介されました
●『AIDで生まれるということ』が切り抜き情報誌『女性情報』8月号の「BOOKs」欄で紹介されました。
●7/31夜TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に『AIDで生まれるということ』の著者のお一人石塚幸子さんが出演しました。議論のテーマは根津医師が発表した「夫の父親の精子を使った体外受精」。他に明治学院大の柘植あずみさんも出演。
●『AIDで生まれるということ』が「福祉新聞」2015/3/9号の「ブックエンド」欄で紹介されました。
●『AIDで生まれるということ』増刷(3刷り)決定しました。2月11日納品です

2014年
●広告第2弾を出しました。『AIDで生まれるということ』が掲載された生活クラブの通販カタログ「本の花束」2015年1月号の2面です。11月15日発売の『精神医療の現実 処方薬依存からの再生の物語』を紹介しています。
●『AIDで生まれるということ』が生活クラブの通販カタログ「本の花束」2015年1月号に掲載されました。
●『AIDで生まれるということ』が日本女性学会学会誌『女性学』2014 Vol.22「書評」で取り上げられました。評者は林千章さんです。
●『AIDで生まれるということ』が男女共同参画のための情報誌『月刊 We learn(ウィラーン)』9月号の「ざ・ぶっく」欄で紹介されました
●『AIDで生まれるということ』が切り抜き情報誌『女性情報』8月号の「BOOKs」欄で紹介されました。
●7/31夜TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に『AIDで生まれるということ』の著者のお一人石塚幸子さんが出演しました。議論のテーマは根津医師が発表した「夫の父親の精子を使った体外受精」。他に明治学院大の柘植あずみさんも出演。
●『AIDで生まれるということ』が、医学生向け月刊誌、月刊『KOKUTAI(医師国試対策)』8月号(医学教育出版社)の書評欄で紹介されました。
●7/13付朝日新聞書評欄で『AIDで生まれるということ』が取り上げられました。評者は「シノドス」編集長の荻上チキさんです。
●「婦人公論」7/22号の書評欄に『AIDで生まれるということ』が取り上げられました。
●先日(6/13)「町には本屋さんが必要です会議」に参加しました。会場は歩いて5分のわが町の本屋さん、石堂書店。これがご縁で石堂書店に『AIDで生まれるということ』を置かせていただくことになりました。会の詳細な報告は町本会のブログhttp:/machihon.hatenablog.com/ に掲載されるそうです。
●『AIDでうまれるということ』二刷出来!6月24日納品です。
●創業第2作は『紀見峠を越えて 岡潔の時代の数学の回想』(高瀬正仁著)、7月中旬刊行予定です。詳細はアマゾンでご覧ください。HPにも近日中にアップします。
●『AIDで生まれるということ』増刷が決まりました。
●6月17日(火)、テレビ朝日の夕方ニュース番組「スーパーJチャンネル」で『AIDで生まれるということ』が紹介されました。
●『AIDで生まれるということ』が、6月14日(土)に、TBSテレビ「報道特集」(1730~1900)の特集「代理出産は?出自を知る権利は?生殖補助医療法案の行方(仮)」で紹介されました。
●『AIDで生まれるということ』が5月29日付け毎日新聞、信濃毎日新聞で紹介されました。
●5月25日に『AIDで生まれるということ』の出版記念イベント(著者主催)が開催され、100人定員の会場は満席、立ち見も出るほどの盛況でした。
●「ふぇみん」5/25号の「代理懐胎を認める生殖補助医療法制化の動き 生まれた子どもが苦しむことのないように 国民的な議論で法整備を」の記事で『AIDで生まれるということ』が紹介されました。
●『AIDで生まれるということ』の執筆者のお一人、石塚幸子さんが5月24日付け読売新聞「顔」欄で紹介されました。
●創業第1作『AIDで生まれるということ』が5月21日付け東京新聞夕刊、日経新聞、新潟日報、中日新聞夕刊、社会新報で紹介されました。



【本書的中文介紹如下】

《以AID出生這件事》
——由精子提供出生的孩子們的聲音
非配偶者間人工授精出生者的自助團體(DOG: DI Offspring Group)
/長沖曉子(慶應義塾大學經濟學部副教授,本書出版時)編著
四六判平裝 208頁 定價(1800日圓+稅)
ISBN978-4-907961-00-8 C0047
希望正在接受不孕治療的人們,首先能傾聽借助AID出生的孩子們最真實的聲音!
本書是借助非配偶者間人工授精(AID,即使用來自丈夫以外第三方提供之精子的人工授精)出生的群體,用自己的語言,書寫自身經驗的作品。
 作為不孕治療技術之一的AID,雖然已實施超過數十年,卻長期被視為祕密,出生者的聲音至今幾乎未曾受到重視。近年來,除了AID之外,卵子捐贈與代理孕母等涉及第三方的生殖醫療技術也開始被採用。然而,在討論這些技術的是非時,理解由這類生殖醫療技術而出生的群體的聲音是不可或缺的。
 在思考不孕治療時,不僅要從父母渴望擁有孩子的角度出發,更重要的是關注將來出生的孩子。作為當事人將如何面對這一事實,以及在各自的家庭中可能會經歷什麼。
 在少子化與高齡化加速、技術日新月異的當今,當我們從整體社會層面探討應該如何看待這一問題時,本書亦為必讀之作。
●目錄●
■來自AID出生者的聲音(6位當事人的手記)
・希望大家傾聽出生者的聲音
・為何想知道遺傳上的父親
・孩子的人生屬於孩子自己
・不應該像物品一樣被交易與製造
・DNA中似乎隱藏著祕密,如同神明不在
・正因為至今仍深愛母親,所以為自己無法完全信任她而感到悲傷
■座談會(參與者:4位當事人與研究者)
與當事人相遇後的改變/與母親的關係/對父親有何看法?/對母親產生“被背叛”的強烈感受/以當事人身分發聲/無法對身邊的人說出口/“把孩子生下來了”/憤怒的來源/如何看待這項技術/即使承認”知曉出身的權利”,違和感仍未消失/對醫生感到憤怒/若父母是同性戀或單親呢?/如何讓生活得更輕鬆點
■何謂「當事人」(長沖曉子)
涉及第三方的生殖技術/生殖技術的相關規範/知曉出身的權利/出生者的聲音/為何父母不告知孩子其為AID出生/精子提供者/到底需要什麼/為何渴望擁有孩子,何謂家庭
●作者●
非配偶者間人工授精出生者的自助團體
(DOG:DI Offspring Group)https://www.dogoffice.org/
這是在2005年1月成立的,由借助AID(非配偶者間人工授精)技術出生的當事人所組成的自助團體。旨在建立一個讓彼此不必獨自煩惱、能夠互相交流的場域。同時,也致力於從過去未曾被討論的「出生者立場」的立場出發,闡明AID所涉及的問題,並向社會廣泛倡議,加深對此議題的理解。
長沖曉子(ながおき・さとこ)
慶應義塾大學經濟學部副教授(此書出版時)。於2003~2005年度科研經費研究中,擔任「從AID當事人的敘述看配子與胚胎提供對性、生殖與家庭觀的影響」研究項目的負責人,並對出生者等進行調查研究。著有《知曉出身的權利》(收錄於《生命倫理學系列 第6卷 生殖醫療》,菅沼信彥、盛永審一郎編,丸善出版,2012年)等。